薬剤師からの指導を自宅で!オンライン服薬指導とは?

薬剤師

薬の受け取りで定期的な通院が必要な方におすすめなのが、オンライン服薬指導です。この指導方法はどのような内容なのか、今回はオンライン服薬指導のメリットなどについて詳しく解説します。

オンライン服薬指導とは

オンライン服薬指導とは、ネットが使えるPCやタブレットなどを介して、服薬指導を受ける方法です。

PCなどのオンライン・ビデオ通話で薬剤師と患者が対話をして、指導を進めます。オンライン服薬指導にはどのようなメリットがあるのか、次より説明しましょう。

通院の手間が省ける

オンライン服薬指導のメリットは、自宅や好きな場所で薬剤師からの指導が受けられる点です。常に薬の常用が必要である患者は高齢者や体が弱っている人が多く、通院に負担を感じる人も少なくありません。オンライン服薬指導であれば、自宅ですべて完結できるため、通院にかかる時間・負担が解消されます。

薬剤師にかかる負担の軽減・医療費の減少につながる

薬剤師側のメリットとしては薬剤師1人にかかる負担軽減が挙げられます。従来、患者の通院の負担を解消するために実施されていたのが、薬剤師が患者の自宅へ訪問する方法です。

オンライン服薬指導を導入すれば薬剤師の負担が軽減するため、薬剤師の業務の効率化につながります。

オンライン服薬指導の定着・薬剤師の業務効率化が持続した場合、それによって期待できるのが医療業界全体の人材不足などさまざまな問題の解消です。

オンライン服薬指導が活性化し薬剤師の活躍が増えれば、結果的に医療費の減少にもつながるでしょう。

薬剤師のオンライン服役指導の問題点

さまざまなメリットが生まれる薬剤師のオンライン服薬指導ですが、問題点もあります。その問題点は以下のとおりです。

患者側のネット環境が不十分

薬剤師のオンライン服薬指導にとっての問題点は、患者側のネット環境です。患者は高齢者が多く、インターネットに関する知識が乏しいケースも少なくありません。

ネットに関するツールを使うのが不慣れだと、スムーズなオンライン服薬指導が実行できないでしょう。また患者側にネット環境そのものがないといったパターンもあり、この場合は指導そのものが行えません。

薬剤師側も環境が整っていない

薬剤師によるオンライン服薬指導がそれほど浸透していないのも、問題点の一つです。患者側がオンラインによる指導を希望しても、病院側が対応できないといった事態も珍しくありません。

また、オンライン服薬指導に慣れていないといった問題もあります。なかには、直接患者と体面したほうが患者の様子がわかりやすいといった意見もあるため、オンライン服薬指導の定着は時間がかかるかもしれません。

まとめ

薬剤師によるオンライン服薬指導は、通院・薬剤師との直接対面をしなくても指導が受けられる画期的な指導方法です。

メリットだけが注目されるオンライン服薬指導ですが、問題点もあることを把握しておきましょう。

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