薬剤師のボーナスは高いのか安いのか?支給の仕組みと金額の目安を解説

薬剤師

薬剤師の年収は一般的なサラリーマンよりも高いといわれています。年収は通常、毎月の給料とボーナスで構成されており、同じ年収でも月額が高くボーナスがないケースもあれば、月額はそこまで高くないもののボーナスが高いケースなどさまざまです。

この記事では、薬剤師を目指す方が気になる薬剤師のボーナスについて解説します。

薬剤師のボーナスが決まる仕組み

一般的には夏と冬の年2回支給されるボーナスですが、勤務先によって時期や回数、そもそもボーナスがあるかないかが変わります。ボーナスを日本語で呼ぶと賞与ですが、職場や支給時期によっては期末手当や特別手当などと呼ばれています。

注意したいのは、雇用契約にも賃金規程等の規則にも記載がない場合、ボーナスの支給は雇用主の義務ではない点です。薬剤師として就職し、ボーナスをもらうのが楽しみだと考える方は、職場選びの際に支給の有無を確認する必要があるでしょう。

ボーナスの算定には職場ごとに以下のような決まりがあります。

  • 対象賃金の何ヵ月分など一律に決まった金額を支給
  • 個人別の査定によって額が決定
  • 企業全体の業績によって額が決定
  • 個人別の査定と企業業績を組み合わせて額が決定

また、入社して一定期間が経過していないと支給されないケースは珍しくありません。一方で、入社して最初のボーナス支給日から対象になる企業もあります。

気になるボーナスの金額ですが、厚生労働省の2019年賃金構造基本統計調査によれば、男性薬剤師が年間88万6,800円で女性薬剤師が年間79万7,800円となっています。男女ともに50代後半が100万円を超えており最高額です。女性の場合は40代後半でも100万円を超えています。

ボーナスは正社員だけの特典?

年間数十万円以上のボーナスをもらおうと思えば、通常は正社員として働く必要があります。それでは、非常勤、非正規と呼ばれる働き方であるパートやアルバイトの薬剤師にボーナスは支給されないのでしょうか。その答えは、「職場による」です。

ボーナスは必ずしも正社員だけの特典ではなく、パートやアルバイトの薬剤師にもボーナスを支給する職場はあります。ただし、短時間労働者は正社員とは働き方が異なるため、同じ額や月数のボーナスをもらえるわけではありません。寸志と呼ばれる少額の支給にとどまるケースも珍しくないようです。

まとめ

薬剤師のボーナスは年間80万円〜90万円程度となっており、けっして安い金額ではありません。ただし、勤務先や働いた期間、働き方によって額は大きく異なります。

正社員として勤務する場合でも、ボーナスの比率を重視する場合は勤務先選びが重要です。

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